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遣り方

8月1日、小雨模様の中、現地にて遣り方。
柱の位置や壁の中心線など、基本的な位置決めをして、水糸を張っておく作業である。
半割の竹の杭を打ち込んで、ビニールパイプに水を入れたので水平をとり、横木を釘で止めて、糸を引く。一昔前の日本の方法と全く同じ。

直角は、60cm、80cm、100cmを測って出していた。地盤高は現場で、こんなもの、こんなもの、と決める。
結果的に、道路レベルに対して駐車場は+30cm、母屋の床は+150cm、付属屋はそれより少し低く+110cm、ということになった。遣り方に使った道具は、金槌、鋸、斧、5mの巻尺(レベル計付き)2ケ、フェルトペン2本、鎌、それにビニールパイプ、バケツ2ケ、以上ですべて。
ライは、日本ではレーザ光線でやるらしいが、私らのは実に伝統的かつ原始的方法だ、と、誇らしいのか、はにかんでいるのかわからないように笑いながら話したが、いや、日本でも簡単な場合には同じ方法を用いる、といったら、少し残念そうな顔をしていた。そうだねえ、すごいねえ、くらいいってあげればよかったかもしれない。

働いた人は、ライ、ラーマ、手伝いの青年5人、それに見物の農夫1人、マデ、その父親と私、以上11名。マデと父親とは、再び生い茂った茅をひたすら鎌で刈っていた。

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