被爆都市広島で開くオリンピックは、核兵器のない新しい時代を象徴するイベントとなるばかりでなく、地球上の全人類がスポーツを通して相互に理解し合い、よりよい世界を創造する一大「スポーツの祭典」、そして「平和の祭典」になります。
1945年8月6日、広島は一発の原子爆弾によって廃墟となり、焦土には75年間草木も生えないだろうと言われました。
そこから立ち上がり、いまや美しい水の都として復興した広島で、被爆75周年にあたる2020年に開くオリンピックは、全世界の人々に夢と希望を与えることになるでしょう。
広島でオリンピックを開くために、「2020年オリンピック招致検討委員会」は、平成22年(2010年)9月に「2020年ヒロシマ・オリンピック基本計画(案)」を取りまとめました。
基本計画(案)では、(1)新しいオリンピックの開催モデルの提案、(2)平和の発信、(3)"スポーツ・フォア・オール"の実現、(4)優れた都市環境を活かした大会運営、(5)国内外の協力を得て大会開催、の5つのコンセプトを掲げ、それを達成するための新しいオリンピックの形を提案しています。
今後、この基本計画(案)をたたき台としてさまざまなご意見をいただき、広島市民の合意にもとづいてオリンピックの招致が決定された後には、さらに素晴らしい、夢のある提案に高めていきたいと考えています。
3/11/2011
「2020年ヒロシマ・オリンピック基本計画(案)概要版」の英語版及び中国語版を追加しました。2020年オリンピック招致検討委員会 ALL RIGHTS RESERVED.