民参加イベント
「水の都ひろしま」構想の本格的な推進に向けたプレイベントとして、2003年3月21,22,23日の3日間、広島市基町の中央公園及び隣接河岸において水辺のコンサートを開催。
実行委員長として、企画運営に携わった。
事前準備を含めて、延べ300名を越えるスタッフが協力し(フリーマーケット、飲食部門を除く)、3日間で推定13,500人の入場者が水辺を楽しんだ。
メインステージを流域間伐材で市民ボランティアが建設、画家の黒田征太郎氏によるシンボルマーク制作、ライブペインティングの実施など、話題性のある取組みに挑戦した。
アンケート、ヒアリング、現地見回り、騒音レベル測定などから詳細な事後評価がなされ、今後の水辺イベントの展開のための貴重なデータが得られている。
ステージは、出水期を前に撤去するまで、さまざまな市民イベントに活用された。
当時の建設省が決定した「コミュニケーション型国土行政の創造に向けて」を受けて、中国地建が1999年に実施した「中国地建におけるソフト化戦略」検討業務において、行政イベントの展開方向とその手法についての提言をとりまとめている。
これまでの多数のイベント・プロデュースの経験と、中国地建管内の各工事事務所が実施したイベントの取材・評価、他の地域における参考事例の紹介などにもとづいて、行政イベントには
「参加」
「持続」
「体験」
の3つのストーリーが必要であることを提言。
他の地域における参考事例としては、次のものを取り上げて紹介した。
●「参加」事例 ---------
万里の長城(北海道下川町)
地域づくり推進事業(広島県沼隈町)
美杉東小学校校歌(三重県美杉村)
●「持続」事例 ---------
知る区ロード(東京都杉並区)
まちづくり出前イベント(東京都文京区)
キッズ・ゲルニカ(京都)
●「体験」事例 ---------
子どもたちによるネットアート(兵庫県姫路市)
野外オペラ
(イタリア・ベローナ市、オーストリア・ブレゲンツ市)